Practice取扱分野
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債務整理・過払金回収個人の方
昨今の不況の中、やむを得ず借金をすることになり、その後、返済を試みたものの、収入や生活状況が変わり、返済が不可能となってしまう方がいらっしゃいます。中には、今月の光熱費や家賃の支払いにも困り、最悪の場合、闇金に手を出したり、自殺を考える方もいらっしゃいます。そのような場合、まずは一度弁護士にご相談ください。債務整理により、もう一度経済的に立ち直るサポートをいたします。
債務整理には、任意整理、個人再生、破産という手続があります。任意整理とは、債権者との交渉により、支払方法や支払金額を変更し、現在より余裕がある返済を行うことです。個人再生とは、裁判所の認可を得て、借金の額を圧縮し、返済計画を立て、3~5年間以内に完済を目指すというものです。破産とは、裁判所の許可を得て、ほとんどの財産を処分し、その代わりに借金の支払を免れることができる手続きです。借金額、財産の総額、収入額などにより、最適な手続が異なりますので、弁護士と相談し、ご自身にあった手続で債務整理を進めましょう。
また、長年返済し続けている借金がある場合、過払金が発生し、債権者から返還してもらえる可能性があります。お心当たりがある方は、ご相談いただければ、着手金無料での調査・返還請求を承ります。
相談・解決事例
工場経営のため、金融機関から多額の借金をしているが、大怪我をしたため、廃業せざるを得なくなり、月額数十万円もの借金を返済できなくなった。
▶弁護士が代理人として任意整理を行うこととし、債権者への返済を一旦停止した。その後、弁護士が手配した不動産業者の仲介のもと、工場とその敷地を売却することができ、その売却代金で借金全額を返済することができた。
自営業者である兄の借金の保証人になったが、兄の事業が失敗し、倒産。その後、保証人として支払いを求められたものの、自分の給料では返済はとてもできない。家族とともに住むマイホームも、ローンがあと20年近く残っており、処分したくない。
▶弁護士が代理人として、裁判所に個人再生の申立てを行い、保証債務の額を5分の1に圧縮し、3年での返済計画を認可され、その通り返済を完了した。マイホームについては、住宅ローンを今まで通り支払い続けることで、処分を免れることができた。
妻と死別したストレスからギャンブルに溺れ、多額の借金を背負ってしまった。職場を解雇され、返済の目途も立たず、家賃も支払えないため、どうやって生活して行けばよいか分からない。
▶まずは当面の生活を成り立たせるため、生活保護を受給できるよう、弁護士が役所と交渉した。そして、代理人として裁判所に自己破産を申し立て、借金の免責を求めた。ギャンブルという免責不許可事由があったため、約半年の間、管財人の指導を受けることになったが、無事、免責が認められ、経済的再生を果たすことができた。